私は過去3年間、暗号資産のクオンツ戦略開発に従事しており、BybitのUSDⓈ-M無期限契約のリバーサル戦略を研究してきました。本記事では、API経験が一切ない方でも、Tardis APIを使って高精度な履歴オーダーブックデータを取得し、HolySheep AIと組み合わせて自動バックテストを回すまでを、スクリーンショット付きでゼロから解説します。私が初めてTardisを触ったときは「リージョン」「インクリメンタル」「スナップショット」という言葉で挫折しましたが、今では1日50万件規模のティックデータを処理できるパイプラインを構築しています。

Tardis APIとは何か?

Tardis(tardis.dev)は、暗号資産デリバティブ取引所の高頻度市場履歴データを提供する有料SaaSです。Bybit、Binance、OKX、Deribitなど20以上の取引所のオーダーブック・約定・ファンディングレート・オプション Greeks を、L2(板情報)からL3(注文単位)まで時系列で保存しています。データはAmazon S3互換のHTTPSエンドポイントまたはtardis-client Pythonライブラリ経由で取得でき、CSV / JSON / MessagePack形式で配信されます。

向いている人・向いていない人

✅ 向いている人

❌ 向いていない人

ステップ0:事前に準備するもの

私はいつもこのチェックリストをチームに共有しています。すべて無料なので安心です。

  1. Python 3.10以上(3.12推奨)をインストール。Windowsは python.org から、macOSは brew install [email protected]
  2. ターミナル(Windows PowerShell、macOS Terminal)
  3. Tardisアカウントtardis.dev でGoogleアカウントで即登録可能)
  4. HolySheep AI アカウント(後述、初回登録で無料クレジット付き)
  5. 約10GBの空きディスク(Bybit無期限1日分の板データはおよそ2〜4GB)

ステップ1:Tardis APIキーを発行する

ブラウザで tardis.dev を開き、ログイン後、右上プロフィールアイコン → 「Dashboard」 → 左メニュー 「API Access」 を順にクリックします。「Generate New Key」ボタンを押すと、tardis-xxxxxxxxxxxxxxxx 形式のキーが表示されます。このキーは再表示できないので、必ずメモ帳にコピーしてください。私はキーが漏れて年間$299のサブスクを不正利用された苦い経験があるので、AWS Secrets Managerや環境変数 TARDIS_API_KEY での管理を強く推奨します。

# macOS / Linux の場合
export TARDIS_API_KEY="tardis-xxxxxxxxxxxxxxxxxxxx"
echo 'export TARDIS_API_KEY="tardis-xxxxxxxxxxxxxxxxxxxx"' >> ~/.zshrc
source ~/.zshrc

Windows PowerShell の場合

$env:TARDIS_API_KEY = "tardis-xxxxxxxxxxxxxxxxxxxx" [Environment]::SetEnvironmentVariable("TARDIS_API_KEY", $env:TARDIS_API_KEY, "User")

ステップ2:Pythonライブラリのインストール

関連リソース

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