私は東京・神保町に本社を置く AI スタートアップ Panda Labs の CTO として、生成 AI を用いた SaaS「KumaNote(月間アクティブ 42 万ユーザー)」を運用しています。マルチモデル推論が必須の当我社にとって、API コストとレイテンシは生死を分ける指標です。本記事では、私たちが旧来の複数プロバイダ直接契約から HolySheep に統合移行した実録と、公式 API との価格差をセンチ/ミリ秒精度で比較した結果を公開します。
業務背景:東京・Panda Labs のサービス概要
私が率いる Panda Labs は、日本語を主軸にしたマルチ LLM 要約・翻訳 SaaS を提供しており、1 日あたり約 9,200 万トークン(入力+出力)を消費しています。提供モデルは以下の 4 種類で、すべて 1 社に集約したい事情がありました。
- GPT-4.1(GPT-5.5 系の現行提供モデル)— 汎用推論・コード生成
- Claude Opus 4.7 — 長文コンテキスト分析・契約レビュー
- Gemini 2.5 Flash — 軽量 RAG・社内検索
- DeepSeek V3.2 — 低コストな中国語混在テキスト処理