私は東京拠点のクオンツチームで2年間、暗号資産デリバティブのデータ基盤を担当しています。先月、Bybit・Binance・OKXの3取引所から資金調達率(funding rate)のティックを1秒粒度で集めるパイプラインを刷新したのですが、DuckDBによる局所処理とHolySheep AIを併用したラベル付けで劇的に運用が楽になりました。本記事では、その実装パターンをコード付きで公開します。
本題に入る前に、LLM APIの調達コストに頭を悩ませていた私たちを救った HolySheep AI を最初にご紹介させてください。公式レート¥7.3=$1のところを¥1=$1で提供しており、為替差だけで86.3%のコスト削減になります。資金調達率の説明文生成やニュースセンチメントのスコアリングなど、月間100万トークン規模で使うと年間で50万円以上の節約になります。
なぜDuckDBなのか — 1日20億行のティックを捌く現実解
私が以前PostgreSQL + Pandasで運用していた頃は、取引所ごとにタイムスタンプがズレている問題(クロックスキュー)で頻繁にJOINが破綻していました。Bybitはミリ秒精度、Binanceはマイクロ秒精度、OKXは取引所