私は2022年から暗号資産デリバティブのクォンツ戦略を研究開発しており、これまでにTardis、Binance、OKXなど複数のデータソースを比較してきました。本稿では、今すぐ登録できるHolySheep AIのLLM APIを補助的に組み合わせ、Tardisの高品質ティックデータから再現性のあるアルファ因子を抽出し、ETH/USDT無期限先物(perpetual)でバックテストするまでの手順を具体的に解説します。
Tardis APIとは?ETH/USDT無期限先物でバックテストする意義
Tardis(tardis.dev)は、Binance・Bybit・Deribitなど主要暗号資産取引所の過去の市場データ(ティック、トレード、板情報、資金調達率、OI)を高精度で提供する商用データベンダーです。私は2024年に自前でBybitとBinanceのWebSocketアーカイブを構築・運用していましたが、欠損値やタイムスタンプの補正に毎週追われ、研究時間が削られる課題に直面しました。Tardisに移行してからは、欠損率が0.02%以下に改善され、研究効率が体感で3倍になりました。
ETH/USDT無期限先物は、暗号資産デリバティブの中で最大の流動性を誇り、日次売買代金は50億ドルを超える日も珍しくありません。Funding rateが±0.05%を超える局面が2024年だけで42回観測されており、裁定取引やモメンタム戦略の宝庫となっています。
HolySheep AI経由でLLM駆動の因子発見を加速する
従来のアルファ因子リサーチは、人の手で行うか、遺伝的プログラミングなど複雑な仕組みが必要でした。私は最近、HolySheep AIのLLMエンドポイントを使い、自然言語で記述した経済学的仮説をPythonコードへ自動変換するワークフローを構築しています。登録時に配布される無料クレジットと、香港リージョン経由の50ms以下の低レイテンシ、円建てで為替コスト85%オフ(公式の¥7.3/$1に対しHolySheepは¥1/$1)がプロトタイピングを劇的に高速化してくれました。
import openai
client = openai.OpenAI(
base_url="https://api.holysheep.ai/v1",
api_key="YOUR_HOLYSHEEP_API_KEY"
)
prompt = """
ETH/USDT 無期限先物の15分足データから、以下3つのアルファ因子を Python の関数として実装してください。
1. funding_z: 直近72 funding rate の Z-score(過去平均と標準偏差はEMAで計算)
2. obi: 最良気配の買気配量 /